シニアやセカンドキャリアで福祉業界に入った人にしかできないこともあると思います。
| 施設 |
特別養護老人ホーム厚生センター八雲 (松江市) |
| 雇用形態 |
非常勤職員 |
| 職種 |
介護員 |
| 採用年度 |
2020 年度 |
~就職したきっかけや働いてみて~
福祉業界に転職しようと思ったきっかけを教えてください。
転職前は県外に単身赴任で、運送業の運行管理の仕事をしていました。定年後の継続雇用を数年重ねており、実家に妻子を残していたので、そろそろ帰郷せねばと思いました。帰ってからどんな仕事に就こうか、と考えたとき、後押ししてくれた 3 つのきっかけがあります。
一つ目が県外在住時に企画上映で見た「レナードの朝」という映画です。人間の尊厳についてのストーリーで、シーン含め脳裏にこびりつきました、
二つ目が「老いの才覚 / 曽野綾子」という書籍です。全文を通して、老人としての生き方に " 喝 " をいただける分に溢れていますが、「できれば、ただ自分が生きるため以上に働き、つまり病気や弱っている人の分まで一日でも長く働かせていただきたいと願っています。」の文脈に、そのとおり、と共感しました。
三つ目は、たまたま山陰の都市にある介護施設に在職されていて、私のいた県外の大学に赴任して来られた方とのめぐり逢いです。その方が大学で福祉の教鞭に立たれると伺い、当地で私の動機などについて、相談する機会を作っていただき、それをきっかけに " 福祉の世界 " への踏み込みについて、関心を高めました。
これらのことが、転職先の志向へのきっかけになりました。
厚生センター八雲のことはどうやって知りましたか?
松江に住んでいた時から、市内の近くにあることを知っていました。
帰郷してから再就職に当たり、地元のハローワークで、この歳で働ける仕事や自分が向いていると思われる仕事を探しました。介護に関心があったので、募集施設の見学も重ね、厚生センター八雲でも求人がでており、志望しました。
就職先を思案する中、" 生活支援 " についての講座研修の機会があり、申込をしたところ、採用のご連絡をいただきました。就職してからしばらくは、先の講座に通うことにご理解いただき、実務と座学の両建てで仕事をスタートしました。
実際に働いてみて、どうですか?
大変は大変ですね。そういうもんであろうと聞いてはいましたけど慣れるまでは大変でしたね。前職は、運送業でしたので、一つの言い方ですれば、車を相手にする仕事であったわけで、今は入居者の方、人を相手にする、直接人と関わる仕事なので、すんなり慣れることはなかったかな、と思いますね。そこそこ慣れるまでに半年くらいかかったかな、と思いますが、ユニットケアという形だったからやりやすかったのかな、と思います。
入ってから今までずっと同じユニットに配属されていて、慣れているのもあるかもしれないですが、たまに急な職員のお休みなどで他のユニットへ応援に行くこともあります。そのときは、そのユニットの入居者の方や設えも異なるので、慣れない部分もありますが、こういうこともあるのか、と勉強になっていいですね。
どういう手順で仕事の学びましたか?
同じユニットの先輩たちから指導してもらって覚えましたね。他にも、入った当時は 1 冊のノートをもらって、分からないことだったりその日の記録だったり、なんでも書いて、と言われました。たまに書いたものをリーダーに見てもらったりしていました。どうしてもその時々のことは忘れてしまうことがあるので、書いたものが一番頼りになると思うので記録に残して、振り返りに使うなどして 3 ~ 4 冊はいきましたね。
あと、厚生センターで行われる研修だけでなく、外部への研修も参加させてもらって、色々吸収させてもらったと思います。
慣れるのに時間がかかったことはありますか?
リフトの操作や個浴はなかなか慣れなかったですね。個浴は最初見学からさせてもらって、何回か繰り返すうちに分かるようになりましたね。入居者の方それぞれ、やり方だったり気をつけるポイントが違うので難しかったですね。
~仕事とプライベートの両立について~
年下の職員とのかかわり
年下でも介護職場では先輩なので、新しい組織に入るので、そこでのルールやマナーは守ろうと思っていますが、人生経験はあるので、そこは活かそうと思っています。柔軟性と協調性は大切だと思うので、「これはこうだったよ」という言い方ではなくて、「そういう考えもあるんだね」と取り入れたうえで、「でも、こういう場合はこうしたらどうかな」と提案したりしていますね。
お休みの日はなにして過ごされていますか?
地域との関りですかね。地区のことをやったり、NPO の活動に参加して自然環境とのふれあいなどをしていますね。自分は完全に休むというよりは違う世界に入り込んでリフレッシュする方が好きですね。
翌月のシフトを決める前に休みの希望が出せるのでシフトを調整してもらったり、年休を取るなどして、参加できています。お休みのときに感じたことなどは、仕事に戻ったときの話題にもなるし、様々な過去の経験を持った入居者の方がいるので、その方たちの気持ちに寄り添うことに若干役立つこともあると思うので、休みの日のことも仕事に活かせてると思います。
~最後に~
今後のどんな働き方をしていきたいですか?
定年まで続けていきたいな、というのがひとつですね。
ケアについて、研修など自分なりに勉強して、もっと知識を深めていきたいですね。
あと、今年 100 歳を迎える入居者の方がいらっしゃって、その方とは 3 年くらいの付き合いになりますが、朝 1 番に起きてこられて、タオル畳などをいつも自分の仕事と言って手伝ってくれて、そういうところを見て自分の励みにもなっているんです。100 歳まで頑張るとおっしゃっているので、100 歳を迎えられるのを応援しています。
1日のスケジュール
| 時間 |
仕事内容 |
| 10:15 |
前任者からの申し送りなど |
| 11:30 |
昼食に向け、入居者の方をリビングへお連れする |
| 12:00 |
昼食の配膳、食事介助や会話など |
| 13:30 |
昼食後、入居者の方をお部屋へお連れする |
| 15:00 |
午後のケア(排泄介助、水分補給など) |
| 16:30 |
夕食に向け、入居者の方をリビングへお連れする |
| 18:30 |
夕食後、入居者の方をお部屋へお連れする |
| 19:00 |
各入居者の方の部屋での生活状況の確認や明日の準備など |
島根県社会福祉事業団