~就職したきっかけや働いてみて~

福祉業界に転職しようと思ったきっかけを教えてください。
転職前は県外に単身赴任で、運送業の運行管理の仕事をしていました。定年後の継続雇用を数年重ねており、実家に妻子を残していたので、そろそろ帰郷せねばと思いました。帰ってからどんな仕事に就こうか、と考えたとき、後押ししてくれた 3 つのきっかけがあります。
一つ目が県外在住時に企画上映で見た「レナードの朝」という映画です。人間の尊厳についてのストーリーで、シーン含め脳裏にこびりつきました、
二つ目が「老いの才覚 / 曽野綾子」という書籍です。全文を通して、老人としての生き方に " 喝 " をいただける分に溢れていますが、「できれば、ただ自分が生きるため以上に働き、つまり病気や弱っている人の分まで一日でも長く働かせていただきたいと願っています。」の文脈に、そのとおり、と共感しました。
三つ目は、たまたま山陰の都市にある介護施設に在職されていて、私のいた県外の大学に赴任して来られた方とのめぐり逢いです。その方が大学で福祉の教鞭に立たれると伺い、当地で私の動機などについて、相談する機会を作っていただき、それをきっかけに " 福祉の世界 " への踏み込みについて、関心を高めました。
これらのことが、転職先の志向へのきっかけになりました。

厚生センター八雲のことはどうやって知りましたか?
松江に住んでいた時から、市内の近くにあることを知っていました。
帰郷してから再就職に当たり、地元のハローワークで、この歳で働ける仕事や自分が向いていると思われる仕事を探しました。介護に関心があったので、募集施設の見学も重ね、厚生センター八雲でも求人がでており、志望しました。
就職先を思案する中、" 生活支援 " についての講座研修の機会があり、申込をしたところ、採用のご連絡をいただきました。就職してからしばらくは、先の講座に通うことにご理解いただき、実務と座学の両建てで仕事をスタートしました。

実際に働いてみて、どうですか?
大変は大変ですね。そういうもんであろうと聞いてはいましたけど慣れるまでは大変でしたね。前職は、運送業でしたので、一つの言い方ですれば、車を相手にする仕事であったわけで、今は入居者の方、人を相手にする、直接人と関わる仕事なので、すんなり慣れることはなかったかな、と思いますね。そこそこ慣れるまでに半年くらいかかったかな、と思いますが、ユニットケアという形だったからやりやすかったのかな、と思います。
入ってから今までずっと同じユニットに配属されていて、慣れているのもあるかもしれないですが、たまに急な職員のお休みなどで他のユニットへ応援に行くこともあります。そのときは、そのユニットの入居者の方や設えも異なるので、慣れない部分もありますが、こういうこともあるのか、と勉強になっていいですね。

どういう手順で仕事の学びましたか?
同じユニットの先輩たちから指導してもらって覚えましたね。他にも、入った当時は 1 冊のノートをもらって、分からないことだったりその日の記録だったり、なんでも書いて、と言われました。たまに書いたものをリーダーに見てもらったりしていました。どうしてもその時々のことは忘れてしまうことがあるので、書いたものが一番頼りになると思うので記録に残して、振り返りに使うなどして 3 ~ 4 冊はいきましたね。
あと、厚生センターで行われる研修だけでなく、外部への研修も参加させてもらって、色々吸収させてもらったと思います。

慣れるのに時間がかかったことはありますか?
リフトの操作や個浴はなかなか慣れなかったですね。個浴は最初見学からさせてもらって、何回か繰り返すうちに分かるようになりましたね。入居者の方それぞれ、やり方だったり気をつけるポイントが違うので難しかったですね。